大阪シルバーバーチの会 亀水忠茂

大阪シルバーバーチ読書会のご案内
人生に疲れた方、心配、不安の絶えない方、
いっしょに霊的摂理・真理を学んで人生の目的を知り、
共に限りある今生を力強く活きませんか。

第138回読書会

開催日/2024年 4月2日(火)

時 間/午後7時~8時30分

場 所/大阪市立生涯学習センター
     TEL: 06-6345-5000(代)
     大阪市北区梅田1-2-2-500
     大阪駅前第二ビル5階
     アクセス案内:
     https://osakademanabu.com/umeda/access


内 容/「シルバーバーチの霊訓」一巻  四章

     “物に惑わされない生き方”

     (スピリチュアリズム普及会発行)

     

持参品/「シルバーバーチの霊訓」 一巻

   ページトップへ

 

mail

新規参加を希望される方は、
事前にメール連絡をお願いいたします。

   ページトップへ

 

profile

氏  名:亀水 忠茂

生まれ:1950年 男性 現役企業人(製造業)
住  所:兵庫県
趣  味:読書、クラシックカメラの収集
その他:

学生時代から常に人生の目的、意義を知りたいと探求してきました。

    ページトップへ

 

ご案内

 世の中あげて、科学・物質万能、拝金主義に突き進んでおります。そして五感に感じる現実のこの世界が人生の全てであって、それを謳歌するためには、どうしてもお金や地位、権力が必要と信じきって、その実現のためにはああでもない、こうでもないと、じっとしていられない毎日を送っております。そのため不安、恐怖、心配事が朝、目覚めたときから脳裏をよぎり、いつもの取り越し苦労がまた始まります。他人のことをかまう余裕もありません。

 では、はたして目に見えるこの世界や身体が唯一のものなのでしょうか。世の中で言われるように、死とともにすべては無に帰するとすれば、ほとんど苦悩の連続の人生とは一体何なんでしょうか。

 あるいは昔からいわれているように霊魂という本当の自分、本体があって、じつはその霊の力というか、気のような生命エネルギーがその肉体を動かしているのでしょうか。

 今の私たちの人生はとても短い一度きりの貴重なものです。理性に照らして納得のいく答えを今生で見出したいものです。 私は迂用曲折の末、ようやく「シルバーバーチの霊訓」の中にその答えを見つけました。人生に疲れた方、心配、不安の絶えない方、いっしょに霊的摂理・知識を学び、人生の目的・意義を知って、共に限りある今生を力強く活きませんか。

 

 

 

次回読書会の霊訓の中から

  

“物質界は生活の一側面にすぎません。あなたの生活の全体ではないのです。人間の多くが悩みが絶えないのは、無意識のうちに物質の世界にのみ生きていると思い込んでいるからです。本当はあなたと私とは同じ宇宙の中に存在するのです。霊界と地上とが水も漏らさぬように区別されているのではありません。互いに融合し合い調和し合っています。死ぬということは物的身体(一時の土塊)による認識をやめて霊的身体によって魂の別の側面を表現しはじめるということに過ぎません。” P74

ページトップへ

 

過去の読書会テキスト

 

今月の叡智の言葉 (2024年3月)

“この宇宙をこしらえた力が生命活動を司っているのです。生命は物質ではありません。霊なのです。そして霊は即ち生命なのです。生命のあるところには必ず霊があり、霊のあるところには必ず生命があります。
あなた自身も生命そのものであり、それ故に宇宙の大霊との繋がりがあり、それ故にあなたもこの無限の創造進化の過程に参加することができるのです。その生命力は必要とあらばいつでもあなたの生命の井戸からくみ上げることができます。その身体に宿る霊に秘められた莫大なエネルギー、あなたの生命活動の動力であり活力であり、あなたの存在を根本において支えている力を呼び寄せることができるのです。
あなた方にはそれぞれにこの世で果たすべき仕事があります。それを果たすためにはこうした(霊的)知識を摂取し、それ(霊的知識)を活力としていくことが必要です。” P28


※生命=霊=大霊の一部=莫大なエネルギーを有する等の霊的摂理の知識が、身体に宿る霊から霊力を呼び寄せ、生命活動の動力・活力となる。

ページトップへ

 

寸 感(2024年3月)

“物質の世界にのみ生きていると思い込んでいる” (雑記)(2024.2.22)


―霊的視野で観る―


非常に難しいことではありますが、霊的知識を学んだ者として物的尺度ではなく霊的尺度で物事を観て正しい判断ができるように、今回は「シルバーバーチの霊訓」一巻(スピリチュアリズム普及会発行)からのみ引用し、決意を新たにしたいと思います。
なお、近藤千雄の訳の中から原文のYOUは、二人称の複数から単数のYOUに変換しております。

 

●地上に生を享ける時、地上で何を為すべきかは魂自身はちゃんと自覚しております。何も知らずに誕生してくるのではありません。自分にとって必要な向上進化を促進するためにはこういう環境でこういう身体に宿るのが最も効果的であると判断して、魂自らが選ぶのです。A
ただ、肉体に宿ってしまうと、その肉体の鈍重さのために誕生前の自覚が魂の奥に潜んだまま、通常意識に上がってこないだけの話です。 
あなたがた地上の人間にとっての大きな問題点は、やむを得ないことかもしれませんが、人生というものを間違った視点から観ていることです。つまり、あまりにもこの世的・物質的観点からのみ人生を考えていることです。B 
人生には確かに地上的な要素がありますが、同時に霊的なものであり、永遠に続くものなのです。その永遠なるものを地上的視野だけで眺めてはいけません。それでは十全な判断はできません。神の子には、一人の例外もなく、善悪ともに“埋め合わせの原理”が働くのですが、地上生活のみで判断しようとすると全ての要素を考慮することができなくなります。C P38

 

●神は法則として働いているのであり、晴天の日も嵐の日も神の働きです。有限なる人間に神を裁く資格はありません。宇宙を裁く資格もありません。地球を裁く資格もありません。あなた自身さえも裁く資格はありません。物的尺度があまりにも小さすぎるのです。物的尺度で見るかぎり世の中は不公平と不正と邪道と力の支配と真理の敗北しか見えないでしょう。D 当然かもしれません。しかしそれは極めて偏った、誤った判断です。
地上では必ずしも正義が勝つとはかぎりません。なぜなら因果律は必ずしも地上生活中に成就されるとはかぎらないからです。ですが地上生活を超えた長い目で見れば、因果律は一分の狂いもなく働き、天秤は必ず平衡を取り戻します。C 霊的に見て、あなたにとって何がいちばん望ましいかは、あなた自身には分かりません。もしかしたら、あなたにとっていちばん嫌なことが実は、あなたの祈りに対する最適の回答であることもあり得るのです。ですから、なかなか難しいことではありますが、物事は物的尺度ではなく霊的尺度で判断するように努めることです。D というのは、あなたにとって悲劇と思えることが、私どもから見れば幸運と思えることがあり、あなたにとって幸福と思えることが、私どもから見れば不幸だと思えることもあるのです。
祈りにはそれなりの回答が与えられます。しかしそれは必ずしもあなたが望んでいる通りの形ではなく、その時のあなたの霊的成長にとっていちばん望ましい形で与えられます。神は決して我が子を見捨てるようなことはいたしません。しかし神が施されることを地上的なモノサシで批判することはやめなくてはいけません。 P58

 

●あなたが直面する悩みごとは私にもよく分かっております。しかし霊的知識を有する者はそれを正しく運用して、物的要素に偏らないようにならなければなりません。霊的要素の方に比重を置かなければいけないということです。D 
正しい視野に立って考察すれば、焦点を正しく定めれば、日常生活での心の姿勢さえ正しければ、物的要素に対して最小限度の考慮を払い、決して偏ることはないでしょう。そうなれば霊的自我が意のまま働いてあなたを支配し、生活全体を変革せしめるほどの霊力が漲(みなぎ)り、ついには物的要素に絶対に動かされない段階にまで到達することでしょう。
永遠なるものを日常の出来事を基準にして判断しても駄目です。あなたはとかく日常の精神によって色づけされた判断、つまり自分を取りまく環境によって判断を下しがちです。そして、それまで成就してきた成果の方は忘れがちですが、これは物質の中に閉じ込められ、朝目を覚ました瞬間から夜寝るまで日常問題に追いまくられているからです。B
今と昔を較べるために過去のページを繙いてごらんなさい。そこに背後霊による指導のあとがありありと窺えるはずです。霊的知識に恵まれた者は決して首をうなだれることなく、脇目も振らず前向きに進めるようでなくてはなりません。背後霊は決して見捨てないことをご存知のはずです。人間が神に背を向けることはあっても、神は決して人間に背を向けることはありません。無限の可能性を秘めたこの大宇宙の摂理と調和した生活を営んでさえいれば、必要な援助は必ず授かります。これは決して忘れてはならない大切な真理です。 P74

 

地上生活では勝者がいれば敗者がいるわけですが、霊性に目覚めた人間はそのいずれによっても惑わされてはなりません。やがてはその人間的尺度(物的尺度)があなたの視野から消える時がきます。D その時は永遠の尺度(霊的尺度)で判断することができるようになるでしょう。 P82

 

地上へ誕生してくる時、魂そのものは地上でどのような人生を辿るかをあらかじめ承知しております。A 潜在的大我の発達にとって必要な資質を身につけるうえでそのコースがいちばん効果的であることを得心して、その大我の自由意志によって選択するのです。その意味であなたは自分がどんな人生を生きるかを承知のうえで生まれてきているのです。A その人生を生き抜き困難を克服することが内在する資質(霊性)を開発し、真の自我――より大きな自分に、新たな神性を付加していくのです。
その意味では“お気の毒に・・・”などと同情する必要もなく、地上の不公平や不正に対して憤慨することもないわけです。こちらの世界(霊界)は、この不公平や不正がきちんと償われる世界です(結果の世界・埋め合わせの原理)。あなた方の世界(物質界)は準備をする世界です(原因の世界)。C P110

 

人生の最大の目標が霊性の開発にあることを、ゆめ忘れてはなりません。自分の永遠の本性(本当の自分)にとって必須のもの(霊的真理)に目を向けることです。それは人生について正しい視野(霊的摂理)と焦点をもつことになり、自分が元来不死の魂であり、それが一時の存在である土塊(つちくれの男か女の肉体)に宿って自我を表現しているにすぎないこと、心がけ一つで自分を通じて神の力が地上に顕現するという実相を悟ることになるでしょう。
こうしたことは是非とも心に銘記しておくべき大切な原理です。日常の雑務に追いまくられ、一見すると物が強く霊が弱そうに思える世界では、それは容易に思い出せないものです。B
ですが、あくまで霊が主人であり物は召使いです。霊が王様であり物は従臣です。霊は神であり、あなたはその神の一部なのです。 P116

 

地上の価値判断の基準は私どもの世界とは異なります。D 地上では“物”を有難がり大切にしますが、こちらでは全く価値を認めません。人間が必死に求めようとする地位や財産や権威や権力にも重要性を認めません。そんなものは死とともに消えてなくなるのです。が、他人のために施した善意は決して消えません。なぜなら善意を施す行為に携わることによって霊的成長が得られるからです。博愛と情愛と献身から生まれた行為はその人の性格を増強し魂に消えることのない印象を刻み込んでいきます。世間の賞賛はどうでもよろしい。人気というものは容易に手に入り容易に失われるものです。 P117

 

―最後に―
“自分がいかなる存在であるのか、何のためにこの世にいるのかについての正しい認識を失わないようにしてください。あなたのようにふんだんに霊的知識に恵まれた方でも、どうかすると毎日の雑事に心を奪われ、霊的実相を忘れてしまいがちです。B が、それだけは絶対に忘れぬようにしなければなりません。地上という物的世界において生活の拠り所とすべきものはそれ(霊的実相・霊的真理)以外にはないのです。霊こそ実在です。物質は実在ではないのです。” P121

 

[参考]
A:本当の自分の成長のために、目的にそうように自分の人生を予め選んで出生してきている。
B:この世がすべてと思い込み、日常の雑事に心を奪われ追いまくられている。
C:善悪ともに“埋め合わせの原理”は霊界にまで及び、因果律は一分一厘の狂いもなく働く。
Ⅾ:物的尺度(人間的尺度)ではなく、霊的尺度(永遠の尺度・摂理)で判断すること。


ページトップへ

 

ブックマーク

 

トップ